(1)段階的プラン(プランB)の基本的な考え方
総合学科高校については、2000年1月に文部省の調査研究協力者会議から出された報告「総合
学科の今後の在り方について」の中で、その検証が行われています。それによれば、次のような
「積極的な評価」と「課題となる点」が意識調査から浮かび上がっています。
〈積極的な評価〉
@在校生、卒業生、保護者の多くが総合学科に満足している。
A総合学科の教育の特色が評価されている。
B生徒は「やりたい勉強」をするために総合学科を選んでいる。
C生徒は積極的な科目選択を行っている。
D総合学科への進学を希望する中学生・保護者は多い。
E卒業生の進路先からは、目的意識の明確さや学習・仕事への意欲の高さ、表現能力等が
評価されている。
〈課題となる点〉
@進路について考える時間がもっと必要である。
A地域との連携や高校改革に関わる諸制度の一層の活用が必要である。
B学校運営に関わる諸問題への対応が求められている。
C総合学科に対する中学生・保護者の認知度を高める必要がある。 |
教職員の配置を含めた教育条件整備の必要性をはじめ、いくつかの課題はあるものの、自分自身で
カリキュラムをつくることのできるシステムや進学・就職に柔軟に対応できる点などの評価できる点を見ると、
財政的な裏付け等のある設置がされることで、「私たちの求める高校像」を具体化したものとなり得ることが
示されていると言えます。
さて、ここで提起するプランは、先にも触れたように、県内6ブロックへの総合学科高校設置プランです。
将来の「地域合同総合制高校」へのステップ段階として、まず、県内に総合学科高校を増設していこうと
いうプランということになります。次の(2)で具体的なプランを示していますが、その背景として、学区に
関わって以下のような基本的な考え方があることをまずご理解いただきたいと思います。
*総合学科高校の学区については、それぞれのブロックを基本とします。ただ、それぞれのブロック内
に希望する系列がないこともあることから、現在の入学者選抜制度で採られている「学区外入学」のよう
なシステムも今後の検討課題としておさえておきたいと思います。
*また、「新しい高校づくり課題研究協議会」でもブロックの線引きの修正が提起されていますが、
このプランBを検討する中で、
・峡中ブロックと峡南ブロックの線引き(とりわけ、増穂町・甲西町)をどうするのか。
・総合学科高校設置に関わって普通科高校の学区をどう考えるか。
といったことが論議され、今後の課題とされたことを紹介しておきます。
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