(2)具体的な段階的プラン
@峡北ブロックの段階的プラン(プランB)

新設される総合学科高校(北杜高校)と韮崎工業高校の2校の改編
 新設される総合学科高校(北杜高校)の総合学科と韮崎工業高校をさらに一つにして、新しい総合学科高校に改編します。また、韮崎高校に設置されている定時制課程は、この高校内の一つの課程に移行します。定時制課程も含めての総合学科高校として、不登校傾向にある生徒の受け入れの推進や、社会人のリカレント教育の場となるような体制づくりもすすめながら、地域との連携を強化します。
 北杜高校には、工業系列がありません。そこで、韮崎工業高校の実績を踏まえて、工業系列および美術・デザイン系列を設置し、現在ある電子機械科・電気科・情報技術科・環境科学科・理数工学科といった学科における教育内容を引き継ぎ、発展させるべく、施設等の充実をも図ります。つまり、北杜高校をさらに幅広い選択を可能とする総合学科高校へと改編することになります。
 なお、2つのキャンパスを持った総合学科高校とし、通学の利便性に考慮し、必修科目選択・基礎的な科目選択やガイダンスが必要・重要となる1年次には、在住地域にキャンパス(現韮崎学区の生徒は現韮崎工業高校の校舎、現日野春学区の生徒は北杜高校の校舎)へ通い、2年次以降は、希望する系列の置かれている校舎で学習するものとします。



      戻る

A峡中ブロックの段階的プラン(プランB)

農林高校の改編と甲府学区の高校の改編
 峡中ブロックには、現在、総合学科高校として城西高校があり、「各ブロックに1つの総合学科高校の設置」とする考え方からすれば、設置済みのブロックということになります。しかし、多くの生徒数や専門(職業)高校の偏在性、交通の利便性等を考慮し、以下のような段階的プランを提起します。
 現在ある農林高校は、甲府地区の西部に位置し、小笠原地区からの通学も十分可能な場所に位置しています。また、伝統ある農業高校としていろいろな専門科目が準備され、花や樹木を育て利用する環境づくりが整備されているとともに、環境を考える森林・土木、造園や食品の生産・流通・加工など、農業や環境について幅広く学ぶことができる学校です。さらに、系列から言えば、工業系列関連の科目が開設されていることや広大なキャンパスを持っていることなどを踏まえ、農業系列や工業系列・環境系列を中心とし、商業系列も含めた総合学科高校に改編します。

 また、学校間格差を是正し、生徒に選択の幅を広めるために、以下のような考え方も段階的なプランとして提起します。
 甲府地区に関しては、現在、多様な高校があり、ある意味においては、生徒のさまざまなニーズに応えられる状況にあります。
 そこで、甲府地区のすべての公立高校を単位制とし、他校における単位の修得を認めることとします。学校によっては、距離的にかなり離れていることも考慮し、地区内一斉に選択履修の日(または曜日)を設けます。また、そのためには、各高校がそれぞれの特色をよりいっそう明確に打ち出していく必要があります。普通科においては、すべての高校に系列を設け、国際・科学・理数・文化・芸術・スポーツなどの分野において専門的な教育が行えるよう、設備・施設を整えます。
 また、現在、小笠原学区にある巨摩高校・白根高校は、普通科の高校として大学への進学を中心にしながら教育課程が組まれています。白根高校には国際文理コースが設置され、国際理解を深めるための科目が準備され、国際化社会に対応できる生徒の育成に力を入れています。巨摩高には理数コースが設置され、理数系に関する授業が幅広く行われています。
 そこで、この2校の特色を生かして、教科・科目の相互乗り入れを行い、教育内容の多様化・充実を図り、生徒の興味・関心・進路希望等に対応できるようなシステムをつくります。さらに、将来的には、総合学校高校との単位互換の認定を含めた学校間連携に関しても検討を進めていきます。



    戻る

B峡南ブロックの段階的プラン(プランB)

峡南高校と増穂商業高校の2校の改編
 現在ある峡南高校と増穂商業高校の2校を統合し、総合学科高校に改編します。
 峡南高校にある電子機械科・インテリアコース・建築コース・土木科(以上工業系学科)と、情報ビジネス(商業系学科)・増穂商業高校にある商業科・情報処理科(以上商業系学科)を引き継ぐ形での改編とします。
 校舎については、工業系学科と商業系学科が現在併設されている峡南高校を拡充する形で設置します。
 系列については、工業系列と商業系列を中心にしながら、家庭・福祉・芸術・スポーツ健康・環境・自然科学・人文社会などの学習ができる系列も設置し、生徒の多様なニーズに対応できるようにします。
 また、下部町・六郷町・中富町をはじめとする地元である峡南地域のさまざま施設とも連携しながら、地場産業に関する学習をはじめ、体験的な学習を中心にしてさまざま学習の場を保障するようにします。 



    戻る


C峡東ブロックの段階的プラン(プランB)

峡東ブロックのプラン:園芸高校・石和高校を中心とする改編
 現在ある塩山高校の専門学科(商業科・情報システム科・国際経済科)と山梨園芸高校、石和高校の3校を統合し、普通科系列をも持ち合わせた総合学科高校を新設します。また、現在、山梨高校に設置されている定時制課程もこの総合学科高校の一課程に組み込みます。
 系列としては、3校を統合することから、商業系列・園芸系列・普通科系列は必ず設置することとします。商業系列の中には、ホテル・旅館・商店経営等の科目を開設します。園芸系列においては、現在も実施されている果樹栽培に関わっての科目をさらに充実させます。また、今まで峡東地域には工業高校がなく、工業系学科への進学を希望する生徒は遠距離通学を余儀なくされてきたことから、工業系列についても設置するものとします。さらに、生徒の幅広い選択に対応できるように、福祉・環境・国際文化・人文社会・自然科学などの科目についても開設するようにします。
 校舎については、園芸系列に対応できる施設の必要性を考慮し、現在ある園芸高校の敷地を活用することを基本に、検討することとします。
 また、総合学科高校の新設だけでなく、その他の高校に特色を持った科目を開設し、各学校間での単位互換の認定についても検討を進め、学校間連携を可能な限り広げます。



    戻る


D北都留ブロックの段階的プラン(プランB)

北都留ブロックのプラン:上野原高校の改編
 現在ある上野原高校を改編します。
 上野原高校には、現在、普通科と英語科が設置されています。それを、普通科と総合学科を持った高校へ改編します。
 上野原高校の持つ地理的条件等を考慮し、小学区である普通科は継続することとします。また、それと同時に、生徒の幅広いニーズに対応できるよう、工業に関する系列や商業に関する系列などを含めた総合学科を併設することとします。



    戻る


E南都留ブロックの段階的プラン(プランB)

北富士工業高校と吉田商業高校の2校の改編
 現在ある北富士工業高校と吉田商業高校の2校を統合し、総合学科高校に改編します。また、現在、吉田高校に置かれている定時制課程もこの総合学科高校の一課程とします。
系列については、両校を統合することから、商業系列と工業系列については必ず設置します。
また、観光地である吉田学区の特徴を生かし、商業系列の中にホテルや商店等の経営に関わった授業を設定するとともに、“世界の山”富士山や富士五湖等の自然環境を窓口にしながら環境問題についても学習できる系列も設置することとします。(その際には、環境科学研究所等の施設・機関とも連携をしながら、生徒の多様な学習活動・体験活動を保障することとします。)
 なお、2つのキャンパスを持った総合学科高校とし、通学の利便性に考慮し、必修科目選択・基礎的な科目選択やガイダンスが必要・重要となる1年次には、在住地域にキャンパスへ通い、2年次以降は、希望する系列の置かれている校舎で学習するものとします。



       戻る    HOME